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R&D · シミュレーション開発
R&D 005 · Robotics · Digital Twin

NVIDIA Isaac Sim
× Noruno

ロボットは、いきなり現場には出さない。NVIDIA Isaac Simで施設環境をまるごと再現し、走行・制御ロジックを仮想空間で検証してから、実機に落とし込んでいます。

NVIDIA Isaac Sim上でホテルロビー環境を自律走行するロボットのシミュレーション画面
01 — Vision

試すのは、現場より先に。

失敗していいのは、仮想空間の中だけでいい。

自律走行ロボットの開発でいちばん怖いのは、「動かしてみるまで分からない」ことです。障害物にぶつかる、段差で止まる、人とすれ違えない——現場で初めて気づく失敗は、時間もコストも大きく奪います。

そこで私たちは、NVIDIA Isaac Simを使って、実際の現場に近い3D環境をあらかじめ構築し、その中でロボットを走らせています。ホテルのロビー、受付、廊下——什器の配置や照明条件まで再現したデジタルツインの中で、SLAM・自律走行・障害物回避のロジックを何度でも試行錯誤できる。これが、Noruno開発の新しい土台になっています。

Isaac Sim上のロボット近接ビュー(クリックで拡大)
ロボット近接ビュー — LiDAR・センサー類の配置を確認
ホテルロビーを再現した3D環境を走行するロボット(クリックで拡大)
什器・観葉植物まで再現した施設環境
受付カウンター前を走行するロボットのシミュレーション画面(クリックで拡大)
受付前の走行シーン — 動線と障害物回避を検証
ロビー全景を走行するロボットのシミュレーション画面(クリックで拡大)
ロビー全景 — 什器・ロープパーテーション周りの走行
02 — Approach

3つの、取り組み方。

01 · Digital Twin
現場環境をまるごと再現

導入予定の施設の間取り・什器配置・照明条件を3D空間に再現。RTXレンダリングによるリアルタイムのフォトリアル表示で、実機さながらの見え方を確認できます。

02 · SLAM & Navigation
自律走行ロジックを仮想空間で検証

Noruno Go1で培ったSLAM・ROSベースの自律走行スタックを、Isaac Sim上でそのままテスト。障害物回避や動線設計を、実機を傷めずに何度でも試せます。

03 · Sim-to-Real
仮想での検証を、実機開発へ橋渡し

仮想ジョイパッドによる遠隔操作テストから、センサーデータを使った自律走行の検証まで。シミュレーションで詰めたロジックを、そのまま実機のNorunoに反映していきます。

04 · Faster Iteration
現場に出す前に、何度でも失敗できる

実機での試走は準備も調整も時間がかかります。Isaac Sim上であらかじめ問題を洗い出しておくことで、現場実証の精度とスピードを大きく引き上げます。

03 — Comparison

ロボットシミュレーター、何が違う?

Gazebo・Webots・Unity/Unreal・NVIDIA Isaac Sim——ロボット開発でよく比較されるシミュレーターには、それぞれ得意分野があります。私たちがNoruno開発でIsaac Simを選んだ理由を、比較しながら整理しました。

シミュレーター 得意なこと ROS連携 レンダリング品質 AI学習用途
Gazebo 軽量・オープンソースで手軽に始めやすい ◎ ROS標準の定番 △ 簡易的 △ 弱い
Webots 教育・研究用途での使いやすさ ○ 対応あり △ 簡易的 △ 弱い
Unity / Unreal ゲームエンジン由来の高い表現力 △ プラグイン頼み ◎ 高品質 ○ 拡張次第
NVIDIA Isaac Sim GPU物理演算 × フォトリアルな環境再現 ◎ ROS 2ネイティブ対応 ◎ RTXレンダリング ◎ 合成データ生成・強化学習に強い

Gazeboは手軽さ、Webotsは教育用途、Unity/Unrealは表現力に強みがあります。私たちがIsaac Simを選んだ決め手は、ROS 2とのネイティブな親和性と、RTXによるフォトリアルな環境再現を両立できる点でした。現場に近い見た目で検証できるほど、シミュレーションと実機の挙動のズレ(Sim-to-Realギャップ)を小さくできます。

もちろん、目的によって最適なツールは変わります。「まずは手軽にROSを試したい」ならGazebo、「学習用途で環境を作りたい」ならWebotsも十分な選択肢です。Norunoのような施設内自律走行ロボットで、現場再現度と物理演算の精度を重視する場合に、Isaac Simが最も適していたというのが私たちの結論です。

04 — Roadmap

取り組みの、これから。

Isaac Simを使ったシミュレーション開発は、Noruno Go1・Noruno Atlasの開発基盤として、現在も継続的に取り組んでいます。

Stage 01
施設環境のデジタルツイン構築(現在地)
ホテル・施設の間取りや什器配置を再現した3D環境を構築し、走行シナリオの検証を進めています。
Stage 02
自律走行ロジックのシミュレーション検証
SLAM・障害物回避・経路計画のロジックを仮想空間で反復テストし、実機投入前の精度を高めます。
Stage 03
Sim-to-Realでの実機展開・現場実証
シミュレーションで検証したロジックをNoruno実機へ統合し、現場でのPoC(実証実験)へつなげます。
施設環境のデジタルツイン化・シミュレーションを活用したロボット導入検討に興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

現場に出す前に、一緒に試しませんか。

Isaac Simでのシミュレーション開発は、Noruno開発の新しい土台です。
導入検討・技術的なご相談——まずはお話を聞かせてください。

お問い合わせ → Noruno Go1 を見る →