Webサイトとサービスの、
攻撃を見える化する。
Webサイトへの攻撃を見える化する、監視とWAFの実践事例。何が届き、何を防ぎ、どこから人の判断が必要か。対策を検討するための材料を、動画と図で整理しました。

公開サーバーには、何が届くのか。
画面に映っているのは、検知・対応状況を地図上で再生した監視画面のイメージです。既知の脆弱性を狙うリクエストや不審なアクセスの判定を、時系列で確認できます。
動画では「既知の脆弱性(CVE)を狙った攻撃 → WAFが403で拒否」「不審なUser-Agentでアクセス → IPをban」と表示しています。これは検知ルールによる分類と対応状況の表示であり、侵入や情報漏えいが起きたことを意味しません。
検知・拒否・IP遮断。それぞれの役割。
WAFはWebアプリケーションに届く通信を検査し、ルールに一致したリクエストを拒否する仕組みです。ログ監視はアクセスの記録から不審な振る舞いを検知します。IP遮断は、その接続元からの通信を制限する対応です。
今回の取り組みでは、既存のオープンソース技術を活用し、ログ解析・WAF・IP遮断を組み合わせました。その結果を確認するため、地図、シナリオ別集計、アラート一覧を備えた独自の監視画面を開発しています。
「何件あったか」だけでなく、検知のみなのか、リクエストを拒否したのか、IP遮断の判定があるのかを見分けられるようにしました。
守れる範囲を、明確にして運用する。
| 取り組み | 役立つこと | 併せて確認すること |
|---|---|---|
| WAFによる検査 | ルールで識別できる攻撃リクエストの拒否 | 検査対象の経路・項目、例外、誤検知 |
| ログ解析とIP遮断 | 不審な振る舞いの検知と接続元への対応 | ログが届いているか、遮断連携、解除方法 |
| 独自画面での可視化 | 傾向と対応状況の振り返り | 検知件数を被害件数と取り違えない |
| ソフトウェアの更新 | 既知の脆弱性の修正 | 対象バージョン、動作確認、復旧手順 |
PHPやWordPressなどの脆弱性への対策では、該当するソフトウェアの更新や設定修正が基本です。WAFは対象となる攻撃の影響を減らす補助策として組み合わせます。今回の実装にもリクエスト本文を検査しないなどの制約があり、Web通信のすべてを検査する構成ではありません。
情報漏えいには認証情報の悪用や権限設定の誤りなど、WAFだけでは対応できない要因もあります。更新・アクセス制御・バックアップ・運用体制と合わせて考えます。
よくある質問。
監視画面は一般公開していますか?
このページでは収録動画を紹介しています。実際の運用画面や管理APIには接続しません。
この仕組みを入れれば、情報漏えいを防げますか?
すべての攻撃や情報漏えいを防ぐ保証はありません。対応するルール、検査範囲、更新状態、アクセス権限などに依存します。
自社の環境にも導入できますか?
サーバー構成、既存のWAF、変更できる範囲、運用担当者によって適切な方法は変わります。まず現状と目的を整理し、対応範囲・日程を個別に確認します。
何から始めるか、一緒に整理します。
現在の構成、困っていること、変更できる範囲をお聞かせください。開発・運用の経験をもとに、対策の優先順位や技術選定からご相談を承ります。対応範囲と日程は、内容を確認したうえで個別にご案内します。
お問い合わせには、パスワードやAPIキー、個人情報を含むログを記載しないでください。
参考資料
参照日:2026年10月25日。方式の比較は一般的な検討項目を整理したものです。個別の対応可否は、最新の公式情報と実際の構成をご確認ください。