しあわせもの工房 Atelier · Japan 流山おおたかの森
Guide 03 · Small Teams

少人数でも、
続けられる対策を。

専任の情シスがいない。制作会社との契約範囲がわからない。そんな会社でも、守る対象・担当者・確認方法を整理するところから、Webサイトの対策を進められます。

公開・更新:2026-10-25 執筆:しあわせもの工房

経営者・社内窓口・保守担当・外部相談先の役割分担
しあわせもの工房による解説図。
01 · Inventory

最初に、サイトの持ち主と保守範囲を確かめる。

自社サイトを制作会社に依頼していても、ソフトウェアの更新、サーバー管理、ドメイン更新、障害対応まで契約に含まれているとは限りません。まず、誰が何を担当しているかを確認します。

会社案内、採用サイト、EC、予約フォーム、使わなくなったキャンペーンサイトも一覧にします。古いサイトが公開されたまま残っていないか、管理者の連絡先が現在も有効かを見直します。

自社・制作会社・保守会社の担当範囲を並べて確認する図。
契約書や見積書を見ながら、空欄を埋めていきます。
棚卸しするもの確認する内容
公開サイトとフォームURL・目的・管理者・収集する情報
サーバーとCMS契約先・更新担当・バージョン・保守期限
ドメインとアカウント契約者・更新方法・多要素認証・退職者の権限
バックアップ保存先・取得頻度・復元できるか
緊急連絡先社内責任者・保守会社・不在時の連絡先
02 · Priorities

基本対策を整え、監視を加える。

  1. 使っていないものを整理する

    不要なサイト、アカウント、プラグイン、公開機能を確認し、影響を確かめて停止・削除します。対象を減らすと更新と監視の負担も減ります。

  2. 更新とログイン管理を決める

    OS・PHP・CMS・プラグインなどを誰が更新するか明確にします。管理画面の多要素認証や必要最小限の権限も確認します。

  3. 復元できるバックアップを用意する

    バックアップが存在することと、業務を復旧できることは別です。保存先と復元手順を確認し、実際に戻せるか試験します。

  4. WAFとログ監視の対象を決める

    既存のサーバー契約に含まれる機能を確認し、不足する部分を検討します。検知・遮断の設定だけでなく、通知を受ける担当者と対応手順も決めます。

  5. 継続するための確認を予定に入れる

    更新状況、アラート、バックアップ、連絡先の確認日を決めます。重要な通知への対応は定期確認を待たず、担当者に届く仕組みにします。

03 · Ownership

ひとりで抱え込まない運用体制。

月1回の確認から共有までを繰り返す運用サイクルの図。
小さな確認を、習慣にします。

社内担当者がすべての製品を管理できる必要はありません。自社で判断することと、保守会社に依頼することを決めるほうが、少人数でも続けやすくなります。

たとえば、社内窓口はサービス一覧と連絡先を管理し、保守会社は更新や復旧作業を担当。サイトを止める判断は責任者が行う、と分けます。

「監視付き」の契約でも、通知のみか、原因確認や設定調整まで含むかは異なります。休日・夜間の扱いと、侵害調査が別契約かどうかも確認しましょう。

情シス向けの比較・検討項目を見る →

経営者、社内窓口、保守運用担当、外部相談先の役割分担
自社と委託先の境界を決め、不在時の連絡先も共有します。
04 · First Step

今日、担当者同士で確認したいこと。

  • 公開中のサイトと、保守会社の連絡先が一覧になっている
  • 更新・バックアップ・監視の担当者が決まっている
  • 不審な通知を受けたときの連絡先を知っている
  • サイト停止や復旧の判断をする責任者が決まっている
  • 現状でわからないことを、次に誰へ確認するか決めた

Webサイトの対策は、会社全体のセキュリティ対策の一部です。端末・メール・社内アカウントなども含めた全体の見直しには、IPAの中小企業向けガイドラインも活用できます。

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何から始めるか、一緒に整理します。

現在の構成、困っていること、変更できる範囲をお聞かせください。開発・運用の経験をもとに、対策の優先順位や技術選定からご相談を承ります。対応範囲と日程は、内容を確認したうえで個別にご案内します。

お問い合わせには、パスワードやAPIキー、個人情報を含むログを記載しないでください。

参考資料

参照日:2026年10月25日。方式の比較は一般的な検討項目を整理したものです。個別の対応可否は、最新の公式情報と実際の構成をご確認ください。